公開講演会「紛争下を生きる女の子たち~もし私があの子だったら」
INFORMATION
2024年に世界で起きていた武力紛争は184件と高い件数にとどまっており、ガザやウクライナはもちろん、こうした数多くの「忘れられた紛争」により、あらゆる年代、性別の人々が犠牲を強いられています。なかでも紛争の影響を最も受けてしまうのは子どもたちであり、特に女の子たちは「性暴力」「望まない妊娠」「若年出産」など特有のリスクにさらされます。
武力紛争が世界の日常になりつつある今、日本にとっても他人事とは言い切れない「武力紛争とジェンダーの問題」について日本の市民社会での理解を深める機会として、本講演会を企画、実施します。
題材として、プラン?インターナショナルが制作しKindleより発刊された「紛争下を生きる女の子たちの物語」を使用します。本書は「紛争」という扱いにくいテーマのハードルを下げるために漫画で紛争下の女の子の物語を伝えるとともに、解説文を通じて「紛争から女の子たちを守るのみならず、その力を平和構築に生かしていくこと」を訴えています。
制作に携わった漫画家と難民キャンプでの支援に携わるプラン?インターナショナル職員との対話を通じて現場のリアルを伝え、また笹川平和財団の堀場氏よりWPS(Women, Peace and Security)の目指すところ、課題、そして日本の現状におけるその必要性について解説いただきます。硬軟おり交ぜての展開により、幅広い層の参加を目指します。
講師
公益財団法人笹川平和財団平和構築支援グループ主任研究員
堀場 明子 氏
上智大学神学部卒業。ローマの教皇庁立グレゴリアン大学に留学、ボストンのウェストン神学大学院大学(現在ボストンカレッジ)修士号取得。上智大学大学院外国語学研究科地域研究専攻博士後期課程修了。博士号(地域研究)。インドネシアをはじめ東南アジア各地の紛争地で現地調査?紛争分析、特にタイ深南部紛争では、長年、平和構築活動に従事。東南アジアのNGOと幅広いネットワークを有している。
少女漫画家、エッセイ漫画家、ライター
村田 順子 氏
竹宮恵子氏のアシスタントを経験後、20歳で漫画家デビュー。香港や韓国のアジアのアイドル研究家。レオン?ライのオフィシャルファンクラブ元?代表。コミックス作品は、アジアの各国語版も販売されている。
公益財団法人プラン?インターナショナルプログラム部
道山 恵美 氏
商工会議所、商業高校での勤務を経て、2003年からNGOの世界に。以後一貫してNGO、市民社会の立場から国際協力に関わる。ケニア、ウガンダ、タンザニア、ジンバブエおよびスーダンで地域開発や人道支援に従事、うち3年はケニアに駐在。複数のNGO勤務を経て2013年3月からプラン?インターナショナル?ジャパンで活動。現在はスーダンやソマリアでの事業を担当。
公益財団法人プラン?インターナショナルプログラム部、社会福祉士
内海 摩耶 氏
国内の大学院で国際人権論と国際教育開発を学んだのち、ネパール、東ティモール、ルワンダにて開発実務に携わる。その後、JICA本部、南スーダンでのJICA専門家業務を経て、2021年にプラン?インターナショナル?ジャパンに入局。主に教育事業を担当。
公益財団法人プラン?インターナショナルアドボカシーグループリーダー
長島 美紀 氏
政治学博士。プラン?インターナショナルでは、女の子のリーダーシップに関する調査提言をはじめ、女の子や若い女性のエンパワメント、ジェンダー課題に関する調査研究?政策提言を担当。2021年4月からは内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員、2023年からW20ジャパンデレゲート(2024年より共同代表)も務める。
本学異文化コミュニケーション学部准教授
日下部 尚徳
博士(人間科学)。東京外国語大学准教授などを経て2020年より現職。専門は南アジア地域研究、国際協力論、開発社会学。主なフィールドはバングラデシュで、貧困、気候変動、児童労働、難民問題に関する調査研究を行っている。