公開シンポジウム「十九世紀フランス文学における現代性の思想とイメージ」(Pensées et images de la modernité dans la littérature fran?aise du 19e siècle)
INFORMATION
十九世紀フランス文学の現代性と多様性をめぐって、ロマン主義から自然主義へといたる複数の作家およびテーマを検討し、今後の研究方向について新たな視座を探ることを目指す。今回招聘するジゼル?セジャンジェール氏はこの分野の世界的な研究者であり、バルザック、ミュッセ、フローベールといった様々な作家について多数の業績を残しているが、本シンポジウムでは特にゾラと絵画のテーマについて発表していただく。他の登壇者の発表テーマについては、辻川慶子氏はロマン派第二世代の作家ネルヴァルと宗教の関係について、鈴木啓二氏はボードレールとヘーゲル美学の関係について、澤田直氏は哲学から見た十九世紀の絵画(イメージ)の特性について、最後に菅谷憲興はフローベールと政治の関係についてそれぞれ考察する予定である。すべての発表が、文学を絵画や哲学といった他の領域、あるいは宗教や政治といった外部の文脈とリンクさせるものであり、領域横断的な視座から十九世紀フランス文学史の根底的な見直しをはかる。
講師
ギュスターヴ?エッフェル大学教授
Gisèle Séginger(ジゼル?セジャンジェール) 氏
パリ高等師範学校(フォントネー=オ=ローズ校)出身。パリ第8大学文学博士。ストラスブール第2大学助教授、同大学准教授を経て、2004年度より現職。また、フランス大学学士院会員。フランス十九世紀文学研究の第一人者であり、フローベールを中心に、世紀前半のロマン派から世紀末の自然主義まで幅広い領域で卓越した業績を残している。『フローベール、歴史の詩学』(2000)、『有限性の叙情。ミュッセと詩』(2015)、『十九世紀パリの自然』(2023、編著)など著書多数。
東京大学名誉教授
鈴木 啓二 氏
主著に、『〈前衛〉とは何か?〈後衛〉とは何か?文学史の虚構と近代性の時間』(共著、平凡社、2010)。主な訳書に、『ドーミエ版画集成3パリ生活』(みすず書房、1994)、ジュール?ヴェルヌ『八十日間世界一周』(岩波文庫、2001)ほか。
本学名誉教授
澤田 直
主著に、『〈呼びかけ〉の経験—サルトルのモラル論』(人文書院、2002)、『フェルナンド?ペソア伝異名者たちの迷路』(集英社、2023、読売文学賞)。主な訳書に、ジャン=ポール?サルトル『言葉』(人文書院、2006)、フィリップ?フォレスト『さりながら』(白水社、2008、日仏翻訳文学賞)ほか。
白百合女子大学教授
辻川 慶子 氏
主著に、『Nerval et les limbes de l’histoire(ネルヴァルと歴史の冥府)』(Droz,2009)、『GRIHL(グリール)文学の使い方をめぐる日仏の対話Ⅰ?Ⅱ』(共著、吉田書院、2017?2021)。主な訳書に、クロード?ピショワ/ミシェル?ブリックス『ネルヴァル伝』(共訳、水声社、2024)ほか。
本学文学部文学科フランス文学専修教授
菅谷 憲興
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対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料