県内すべてのコロナ患者さんにSHINGENシステム導入!

2022年1月28日 华人策略中心论坛_华人策略网站-【中国科学院】&

 日本全国がオミクロン株による第6波の襲来を受け、患者数が急増しています。山梨県内でも患者数の急増を受け、対応が急務です。感染が確認された患者さんは、病院のほかに山梨大学が運営する県内3カ所の医療強化型宿泊療養施設や、宿泊療養ホテルへの入所が行われていますが、これらのホテルの収容能力にも限界があるため、新たに「ホームケア型療養」が導入されました。
 しかしながら、感染爆発といっても過言でない厳しい状況の中、手書きの書類などの煩雑な事務手続きが障害となり、感染が確認された患者さんへの対応が円滑でない状況が生じています。山梨大学では、このような困難な状況を打開するため、患者さんに安心をお届けするSHINGENシステム※を開発し、大きなトラブルなく、患者さんの症状や状態を正確に把握できる環境を整えて参りました。今回、宿泊療養ホテルに加え、ホームケア型療養の患者さんにもQRコードを用いたSHINGENシステムの運用を開始し、全ての患者さんをリアルタイムに見守る体制を確立しました。
 PCR、抗原検査でコロナ陽性となった患者さんは、すべてSHINGENシステムの利用対象になることから、「ホームケア」の患者さんも、自宅でQRコードに自分の病状を打ち込むことで、山梨大学の医療者とリアルタイムに情報が共有され、医療者が患者さんの症状を正確に把握することが実現します。患者さんが医師会所属医師の受持患者さんの場合には、その医師もすぐに症状を把握することが可能です。こうして、すべての患者さんに医師の目が届くことになる画期的なシステムであるSHINGENシステムが山梨県内全ての患者さんに導入されることになりました。
 山梨県の患者さんに安心をお届けするため、山梨大学は引き続き全力を挙げて対応してまいります。

※SHINGENシステム
 Smart Health INformation Gathering & Evaluation Network システム

 患者さんは自分の症状、つまり発熱、血中酸素飽和度、呼吸状態、倦怠感などをスマホのQRコードを使って入力し、それが医療者のPC上にあらわれる。医療者は個々の患者さんの状態をリアルタイムに把握できるので即座に対応可能となる。患者さんは医療の目が入るので、どこにいても安心して生活できる。

【SHINGENシステム紹介記事】
?産経新聞 WEB産経ニュース「コロナ症状管理システム「SHINGEN」稼働、山梨大外部への提供も」(2021/08/27)
?産経新聞 WEB産経ニュース「山梨のコロナ対策支える「シンゲン」医療DXの先行事例」(2022/01/29)
?大学ジャーナル オンライン「山梨の新型コロナ患者、全員に山梨大学の医療版DX導入」(2022/02/01)