オープンアクセス加速化事業

プロジェクトの背景?目的

オープンサイエンスは,論文のオープンアクセスと研究データのオープン化?共有化(オープンデータ)を含む,研究成果の共有?公開を推進し,研究活動の加速化や新たな知識の創造等を促す世界的な潮流です。我が国でも,2025(令和7)年度から新たに公募を行う競争的研究費(科研費を含む)を受給する者に対し,論文及び根拠データの学術誌への掲載後,即時に機関リポジトリ等への掲載を義務づける方針が示されました。それを受けて,文部科学省においては「オープンアクセス加速化事業」が推進されています。

本学は,その文部科学省の事業に申請し,採択されました。取組期間は2024(令和6)年度から5年間です。本学として令和6年6月に制定した「研究データ管理?公開ポリシー」の中にも示されている本学のビジョンの一つは「大学の強みを生かした世界トップレベルの学術研究の推進」であり、それを実現することが究極の目的です。その環境整備として、以下の取組を行います。

プロジェクトの3本柱

(1) 誰も置き去りにしないオープンアクセスの実現

  • 教員の研究業績評価システムと密にリンクした機関リポジトリとのデータ交換システムを構築します。
  • オープンアクセスの意義を理解したうえでオープンアクセスを実施できるように啓蒙/教育するコンテンツを制作し,学外にも公開します。

(2) 研究プロジェクトの開始時点からメタデータ付与を行う研究体制の確立

  • 即時メタデータ付与を実現する体制を構築します。
  • そのシステムを活用するための啓蒙/教育活動を実施し,研究プロジェクト開始時点からメタデータ付き研究データの蓄積の実施を実現します。

(3) 真の意味での万人への情報提供の実現

  • 専門外の方でも論文内容をイメージできるように,オープンアクセス時にはグラフィカルアブストラクトを付与する仕組みを構築します。
  • 機関リポジトリを訪れた学外の方が,「山梨大学の特定分野の研究」が俯瞰できるような要約文章を提供する仕組みを構築します。

プロジェクトの実施体制

このオープンアクセスは,全研究者が主体的に取り組む必要があり,それを支援する職員?さらには未来の研究者である学生も参画した全学的取組です。その環境整備のための文部科学省プロジェクトについての体制は下図のとおりです。